作品リスト


ちこの牛乳屋
(1956)
■ なかよし増刊号
(全16ページ)
■  梅田千代子は皆から「ちこ」と呼ばれていた。
 売れない作曲家の兄を助けるため、ちこは牛乳配達をしていた。ある日、借金取りが、借金の形にピアノを持って行ってしまう。しかし、牛乳配達をしているときに知り合った井川大助という青年が、自分の家のピアノを貸してくれると言ってくれたので、兄は井川家で作曲を続けることができるようになった。
 ある時、大助がちこの兄の妙な状態に気づく。実はちこの兄は、以前から患っていた耳が聞こえなくなっていたのだ。そんなところへ、有名なピアニストの大月先生が、大助のピアノを見るためにやってきた。ちこの兄の曲を見た大月は、そのできの良さに「まさに天才だ!!!」と驚愕する……
 作品中でも「二十世紀のベートーヴェンだ」という風に触れられているが、楽聖ベートーヴェンをモデルにしたような作品。
ちこの牛乳屋