三国志

大判三国志

(7) 〜関羽千里行〜
発売元:潮出版社
623P
玄徳が袁紹のもとにいること知った関羽は、立ち去る準備を進める。だが曹操は避客牌をかけて、関羽にいとまごいをさせない。一日でも早く玄徳に会いたい関羽は、力づくで五関を突破する。五関を突破した関羽は、張飛、そして玄徳との再会を果たした。関羽は関平を養子にし、趙雲も念願かない玄徳に仕えることになった。

一方、小覇王孫策の治める呉は目覚ましい躍進を遂げていた。孫策は曹操の裏工作を見抜き、袁紹との軍事同盟を考えて国外の憂いを取り除いた。しかし、暗殺者に狙われ重傷を負ったことに加え、民に慕われていた于吉仙人を斬って以来、孫策は幻覚にとりつかれてしまう。弟の孫権に後事を託し、小覇王と呼ばれた孫策はその生涯を閉じる。

時は流れ、曹操は官渡の戦いで袁紹を滅ぼし、北方全土を制圧した。追われた玄徳は荊州の劉表のもとに身を寄せた。江夏の反乱を鎮圧した玄徳は、劉表の頼みで新野の守りにつく。後継ぎの阿斗も生まれ、玄徳は平和に暮らしていたが、劉表のお家騒動に巻き込まれ、蔡瑁から命を狙われることに。豊年を祝う宴の会で危機に陥ったことを知った玄徳は、凶馬に命運を託し、壇渓の激流に飛び込んだ。

九死に一生を得た玄徳は、水鏡先生と出会う。人材を求めた玄徳は、単福を軍師として迎える。単福は攻撃してきた二万五千の曹仁軍を見事な戦略でたたき伏せた。

曹操は、知恵者・徐庶が単福という偽名を使い、玄徳に仕えていることを知ると、彼の老母を捕らえて、徐庶を呼び寄せた。別れを惜しむ玄徳に、徐庶は「伏竜・鳳雛」の名を明かし、伏竜・諸葛亮孔明の居場所を教える…。
2,800円 (税込:3,080円)

2017年7月25日 発売